転職を検討している看護師です。転職してもいつも長続きしません……次こそは失敗したくない。
- 2015/5/27
- 転職の悩み

転職したのに長続きしない看護師さんには、理由があるはずです。もう一度、自分を振り返ってみてください。心当たりはありませんか?振り返ることで解決できますので、自信を持ってください。
人間関係、給与、待遇、休日……すべてが完璧に揃った職場はありません
「和気あいあいとした人間関係の職場で、年収は500万円以上、福利厚生が充実して年間休日数は130日以上、残業なし、有給消化率100%希望」こんな風に希望を言い始めればキリがありません。
高い年収を希望すればどうしても仕事はハードになりますし、福利厚生のしっかりした職場ばかりではありません。有給も100%消化できるのが理想ですが、現実は必ずしもそうではありません。
あまりにも高い理想を持ちすぎると、転職した職場で厳しい現実の前で挫折し「こんなはずじゃなかった」とさらに転職……転職の連鎖が断ちきれません。
過去の転職理由を考えてみると「辞める理由」に一定のパターンがあることも
過去に何度か辞めた看護師は、そのとき「どんな理由で辞めたのか」という理由を考えてみてください。
職場の上司からいじめられたからという理由ばかりなら「ちょっと待って」。確かに看護師の職場は人間関係が悪いとは言われますが、行く先々でいじめられるなんてあまりにも不自然。
先輩としての愛ある厳しい指導を「新入りへのいじめ」ととらえてしまうと、せっかくの教育の機会を失うことになります。過去の転職理由を考えると、根本的にどこを変えればいいのかが見えてきます。
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絶対にゆずれない条件を一つか二つに絞りこめば、理想の職場が見えてきます
「仕事をする上では給与!年収500万円は絶対ゆずれない」
「福利厚生のしっかりした職場がいい」
こう心に決めたなら、人間関係や残業時間、有給消化率などはある程度我慢しましょう。
「給与よりも人間関係。ゆったりと仕事がしたい」と思えば、それにふさわしい職場はあります。すべての条件を満たそうと欲張らないことです。
また「こんな職場イヤ、いつか絶対辞めてやる」と言いつつも、いつまでも同じ職場にとどまっている場合、もしかするとその職場はあなたに合っているのかもしれません。
★関連記事:転職では給与と人間関係と、どちらを重視した方がいいのでしょうか?
本当に転職しなければならない状況なのかを、第三者と相談してみましょう
「私はもうこの職場辞めたい」看護師ならこんな考えになることは一度や二度ではないでしょう。そんなとき、衝動的に辞めていたら転職回数が大変なことになってしまいます。辞めたいと思うとき、周囲にいる看護師仲間にグチってもいいでしょう。
仲間内に転職したい意志を知られたく場合は、看護師求人サイトの担当者に相談してみましょう。
第三者が見て「まだ辞める段階ではない」と思うときは看護師としての正念場です。また運悪くブラック病院にあたってしまった場合、速やかに転職した方がいい場合もあります。第三者の意見も聞いてみましょう。
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次に転職したい病院やクリニックには、できるだけ見学に行きましょう
「この職場いいな」と思ったら、できるだけ職場の下見や見学に行ってみましょう。
その場合「見学希望です」と堂々と乗り込むよりも、患者の一人としてさりげなく潜入するといいでしょう。見学者だと分かると、病院の良い面ばかり紹介しようとしがちです。
病院の実態は、意外と売店の販売員や患者が知っているものです。さり気なく病院の評判を聞いてみるといいでしょう。